かみさまって かってですね!

今回はゲームの攻略ではなく、古いアケコンのレバーを交換する話(LS-32 -> LS-32-01)。他のアケコンにも応用できるはず。

 

作戦会議

うちの箱○用リアルアーケードプロEX-SE(セイミツのレバーとボタンがのってるやつ)が故障したのでレバーを交換した。

故障箇所は右入力のスイッチ部分。右入力は腕ごと体重をかけて強打しやすい上、14年前の購入品なのでもはや大往生の域だろう。

さて古いアケコンである以上、部品は終売しておりバラシ修理は困難なので新しいレバーをまるごと購入した。

<買ったもの>

・LS-32-01-SC-SS(LS-32-01にシャフトカバーがついてる、取り付け板金がSSベース)

・H5Pハーネス(結局未使用)

レバーの軸の周りに黒いカバーがついてるver。通常品+50円程度。握り心地が気に入らなかったら外す予定(ボールを取れば簡単に外せる)。

 

元々RAP EX-SEに搭載されていたLS-32とLS-32-01は接続IFが違うので、そのままつなぎなおすという訳にはいかない。

LS-32はスイッチ部分に配線直付けである。

LS-32-01はハーネス用コネクタでまとめられている。

入力回路はアケコン基板側に依存するのだが、どうも厄介なことにGND側が統一されていない模様。GNDが共通ならそのままハーネスに繋げて終わり!だったのだが、、、

 

となるとやることは下記のRAP EX-SEの三和レバー化と同じで、カット&ワイヤが必要。

w.atwiki.jp

実際のトライアルは続きをば。

 

攻略

まず天板を開く。天板の六角を外すだけでOK。底板を開ける必要なし。しいたけボタン~レバーのGND線がちぎれてるのはご愛嬌。

次は線に信号名ラベルを付けて取り外す。はんだを溶かすのは面倒なのでニッパーで切ってカバーを剥くのが手っ取り早い。接続はこうだった。上下左右は、実際にゲームしてレバーを倒した方向を書いている。中華製造だし、個体によって信号/GNDがひっくり返ってても全然おかしくないので要セルフチェック。

オシロなど高級品は家にはないので、JoyToKeyで通電確認。

 

交換用レバーLS-32-01を取り出す。取り付ける前にカバーとシャフトをテープ止めしておくと吉。

 

外周にGNDが敷かれてるので、カッターや彫刻刀でカットしてGNDを分離する。積層基板じゃないのでざっくりやっちゃって問題なし。

あとはDIPピンに信号ラベル通り線をはんだ付けすればOK。

LS-32-01の切った張ったした後。元々配線が8本あったはずが6本しか繋がってないなど、やらかしてるように見えますがこれには事情があります。

実は色々通電確認をしたところ、RAP EX-SEは、

- 右GNDと下GNDは共通

- 左GNDと上GNDは共通

と訳分からん回路になっていました。

なので今回は右下GNDは共通1本、左上GNDも共通1本で問題ないです。

 

自分のアケコンの回路がよくわからなかったら、下の画像の通りに3箇所の赤線部をカット+8箇所のDIPピンにアケコン側の配線をはんだ付けすれば確実にうごきます。

今回の改造は左下と右上のカット、右GNDと上GNDの接続を省いた次第。

一応コネクタのアサインも書いたけど、今回はDIPに直接線付けしたので未使用。

 

 

あとはシャフトカバーと穴カバーを天板上に出して、ネジでステー(取付金属板)を固定して終わり、なのだが・・・。LS-32-01は基板部が追加された都合、ネジ止めがやりづらい。元々端角4箇所にネジついていましたが我慢ならず片方は真ん中止めに変えた。というか画像右下でボタンとステーが干渉してる・・・。

 

あとは天板を閉じて終了。ついでにボタンもいくつかサンワに換装。セイミツボタンのとりはずし、硬すぎてこっちのほうがしんどい。

 

お疲れ様でした。こうしてみるとRAP EX-SEはツッコミどころが散見される設計になってましたね。これでもRAP EXよりは改善されてるはずですが・・・。

だいぶ年季物でしいたけボタンも取れてますが、これにてしっかり動作してます。まだ未開封の最大往生が残ってるから供養するわけにはいかんのだ。